#あの人に気になるあのこと聞いてみた

人気ラブコメ漫画『高台家の人々』実写映画化

奇天烈な妄想がスクリーンでも大暴走!?

#あの人に気になるあのこと聞いてみた 人気ラブコメ漫画『高台家の人々』実写映画化
奇天烈な妄想がスクリーンでも大暴走!?

『ごくせん』などのヒット作で知られる森本梢子による、妄想が大好きなヒロインと人の心が読める“テレパス”のイケメン・エリートの恋を描いた人気コミック『高台家の人々』が実写映画化される。
今回は、ヒロイン・木絵(綾瀬はるか)と恋に落ちるエリートサラリーマン・光正(斎藤工)の弟で、兄と同じくテレパシー能力を持つ和正を演じた間宮祥太朗にインタビューを敢行! 次々に妄想シーンや胸キュンシーンが登場する『高台家の人々』の魅力に迫る。

PROFILE

間宮祥太朗(まみやしょうたろう)

1993年6月11日、神奈川県出身。2008年、TVドラマ『スクラップ・ティーチャー 教師再生』で俳優デビュー。演劇界では2010年に『ハーパー・リーガン』で初舞台を踏み、舞台『銀河英雄伝説』にも出演。主な出演作は『学校のカイダン』『ニーチェ先生』『ライチ☆光クラブ』など。現在放送中のドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』に出演中。出演映画『黒い暴動』(7月30日公開)、出演舞台『ナイスガイ in ニューヨーク』(12月)も控える。

映画『高台家の人々』の原作コミックはこちら!

高台家の人々

森本梢子

集英社

『ごくせん』、『デカワンコ』などの大ヒット作で知られる森本梢子が手掛ける新感覚テレパスラブコメディー。2012年より『YOU』(集英社)にて連載スタートし、現在は『月刊YOU』において連載中。全国3000店の書店員が選ぶ「NEXTブレイク漫画RANKING BEST50」で第1位にも輝いた大人気コミック。映画公開直前の5月25日には最新の第5巻が発売された。

綾瀬さんのすごさは、人の心をつかむ力

──まず、『高台家の人々』という作品に対する最初の印象を教えてください。

間宮出演の話をいただいてから初めて原作を読んだのですが、スッと漫画の世界に入り込めましたね。原作は少女漫画ですけど、そこはあまり関係なく、僕が読んでも普通に面白くて、“テレパス”というものを通してコミュニケーションの大切さを伝えている作品だなと感じました。

──完成した映画を見て、どう思われましたか?

間宮綾瀬はるかさんってかわいいなあ……と(笑)。知ってはいましたけど、改めて思いました。綾瀬さんのすごさは、見ている人の心を中盤までにつかんでしまうところ。綾瀬さんのファンだからということではなく、しかも僕は男だからヒロインの気持ちと自分を重ね合わせるわけでもないのに、気が付いたら木絵を応援しちゃっているんですよね。そして後半になって、木絵を見て一喜一憂しているうちに、「あっ、オレ、こんなに引き込まれてる!」って気付く。そういう魅力は綾瀬さんからとても感じました。あと、この作品の肝となるのが“妄想”。僕は妄想シーンの撮影にほとんど関わっていなかったので、実際に見て「おおっ、すごいな~!!」と思いましたね。漫画ならではのポップさを映像でも巧く表現していて、驚きました。

──漫画で描かれていた奇想天外な妄想がそのまま実写映像になっていて、とても楽しめる仕上がりになっています。

間宮漫画の世界観をすごく表現できている映画ですよね。「次のページにはどんなものがあるんだろう!?」って楽しみながらページをめくっていく感覚が漫画にはあると思うんですけど、そういうスピード感で1シーン1シーンが進んでいくので、その意味では漫画を忠実に再現していると思います。それに、漫画のハイテンションさを映画で表現できているのはすごいことだと僕は思いました。

テレパス役は楽しみながら演じられました

──間宮さんが演じるのは、高台家三きょうだいの末っ子・和正です。

間宮和正は、自分と年齢が近いというのもあるんですけど、『高台家の人々』の登場人物の中では一番愛せる、かわいらしいキャラクターです。

──役作りでは、原作の和正を意識しましたか?

間宮僕は原作がある役を演じる時は、どちらかというと原作のキャラクターよりも、できるだけ台本から湧き上がるイメージで役を作りたいと思っているんです。でも、今回に関して言えば、台本も漫画も温度差がなかったんですよ。漫画の和正がそのまま台本でも表現されていて。僕が持つイメージ、監督が持つイメージ、プロデューサーが持つイメージ…たぶんどれも違わなかったと思うので、それをそのまま表現できればいいなと思って演じました。

──テレパシーで会話するシーンはどのように撮影されたのですか?

間宮あれは、シーンの撮影をする前に心の声だけを録音して、本番はそれを流しながら表情で芝居をしました。

──なかなかない撮影手法だと思うのですが、やはり難しかったのでは?

間宮いや、楽しかったですよ。ちょっと変な感じはしましたけど、難しいとは思いませんでした。流れる声に合わせて表情を動かして、しかもクオーターの役だからオーバーアクション気味にしてみたり…楽しみながら演じられたかなと思います。

──出演者の皆さんの仲が良く、とても楽しい現場だったとうかがっています。

間宮そうですね、笑いをこらえながら撮影することもありました。高台家の家族と木絵が食卓に勢ぞろいするシーンは、とにかく市村(正親)さんが面白くて! スクリーンで見てもすごいですけど、現場だともっとすごかったですよ。声量もびっくりするくらい大きくて(笑)。

人の心は読めないほうが幸せだと思う

──では、もし間宮さんが“テレパス”になったら…?

間宮テレパスだったらきっと傷付くと思います…。「あの人、オレのこと苦手そうだな」と感じるくらいならいいんですけど、テレパシーでストレートに「苦手だ!」と知ってしまったらキツいじゃないですか。だから、人の心は読めないほうが幸せだと思います。人間同士って、話したこともないのに第六感が働いて「あの人とは合いそう」「あの人はちょっと苦手だな」と感じることがありますよね。コミュニケーションをするなら、それくらいの感覚がちょうどいい気がします。

──間宮さんは妄想をよくしますか? 最近した妄想があれば教えてください。

間宮う~ん…。これは妄想とはちょっと違うんですが、最近2日に1回くらい、口では言えないような夢を見ます(笑)。

読書は心のストレッチ。演技の手助けにもなります

──ところで、電子書籍のサイトなので本についても伺いたいのですが、間宮さんのお好きな本といえば?

間宮小説だったら、中村文則さんと絲山秋子さんの作品が好きです。中村さんは『土の中の子供』、絲山さんは『海の仙人』が特に印象に残っています。

──読書は好きですか?

間宮好きですね。昔から国語の現代文の授業が一番好きで、「作者の気持ちを述べよ」みたいな問題が得意だったんです。物語の内容を想像することも好きですけど、物語を通じて、その作家さんの人柄が見えてくるのが読書の楽しいところだと思います。だから、中村さんと絲山さんは、実際にお会いしたらきっとご本人のことももっと好きになるんじゃないかなと思っていますね。

──では、台本を読む時も、書いた人の心情などを深読みしたり…?

間宮台本の裏の意味に気付けた時はうれしいですね。台本の中には、お客さんに気付かれなくても構わないと作り手が思っているメッセージもあると思うんです。「気付いてくれる人がいたら面白いな」くらいのニュアンスで込められている、裏の意味。例えばある映画で、登場人物が海に入れないとすると、普通はただ単に「泳げないのかな?」ととらえる。でも裏の意味では、生命の起源でもある海に入れないことは、神聖な場所に入れない人間の“邪道さ”の表現だったり。そういうことに気付けた時、僕は喜びを感じます。

──どんな時に読書をすることが多いですか?

間宮一番読書をするのは仕事の現場ですね。待ち時間に本を読んでいる時が一番集中できるし、一番進みます。外だと気が散ってしまうんですよ。静かな喫茶店だったらまだいいんですけど、他のお客さんの声が聞こえてくると、気になってしまって…。なので、楽屋や待機場所で、自分1人の世界に没頭して本を読むのが好きです。

──お仕事の合間に本を読むと、その時演じている役や台本と混同しませんか?

間宮それはないです。むしろ、本から感情をもらえるので、テンションがプラスになります。本を読むことで、心の反射神経が良くなると言うか…。

──読書によって感情が鍛えられる、ということでしょうか?

間宮“心のストレッチ”かな? 筋肉と一緒で、心も感動していないと固まっていくと思うんですよ。だから、本や映画など、普段から感動できるものにできるだけ触れるように心掛けていますし、それが演技をする上で手助けにもなっていると思います。

──心を動かすという意味では、笑いあり涙ありの『高台家の人々』はまさにうってつけですね。本日はありがとうございました!

取材・文/左藤 豊
撮影/山下 隼

間宮祥太朗さんのサイン入り
映画『高台家の人々』パンフレットを、
抽選で1名の方へプレゼント!!

応募期間:2016年6月3日~2016年6月22日

応募は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました!

奇想天外な妄想が、みんなを幸せにする!

『ごくせん』や『デカワンコ』などのヒット作で知られる森本梢子が新たに書き下ろした大人気コミックを実写映画化!

口下手で不器用な“妄想”が大好きなヒロインと、人の心が読める“テレパス”のイケメン・エリートの恋を描いた本作は、これまでにないユニークな設定で見る者の妄想心を刺激しながら、恋愛や人間関係の本質に迫る極上のラブコメディーだ。

ヒロインの木絵を演じるのは、『海街diary』で主要映画賞の主演女優賞を数多く受賞した綾瀬はるか。木絵の妄想を読み取る名家“高台家”の長男・光正を演じるのは、ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で注目されて以降快進撃が止まらない斎藤工。メガホンをとったのは、『世にも奇妙な物語』シリーズや『ゴーストライター』など幅広いジャンルのドラマを多く手掛け、劇場映画デビュー作『映画 謎解きはディナーのあとで』を大ヒットさせた土方政人だ。

奇想天外な妄想に爆笑し、壁を乗り越えていく2人の恋に胸キュン! 劇場で見れば幸せな気持ちになれること間違いなしの作品に仕上がっている。

STORY

平野木絵(綾瀬)は、“妄想”が趣味の口下手で不器用なOL。ある日、彼女が勤める会社に名家“高台家”の長男・光正(斎藤)が転勤してくる。
長身でイケメン、クォーター、東大卒、オックスフォードに留学経験もある光正と木絵は決して交わるはずがないと思われたが、光正が突然木絵を食事に誘い、2人の関係は次第に深くなっていく。
しかも、木絵が“妄想”で頭の中をいっぱいにしている時に、普段はクールな光正がキュートな笑顔を見せるようになる。彼は、人の心を読める“テレパス”だったのだ。心が読めるがゆえに人間関係に辟易していた光正にとって、木絵の妄想と純粋で温かい心の声は心地が良かった。
しかし、順調に交際する2人の前に、“高台家”という壁が立ちはだかり…。

INFORMATION

映画『高台家の人々』

【CAST】
綾瀬はるか 斎藤工
水原希子 間宮祥太朗 坂口健太郎 大野拓朗 塚地武雅 堀内敬子
夏帆 シャーロット・ケイト・フォックス
大地真央 市村正親

【STAFF】
原作:『高台家の人々』森本梢子(集英社「月刊YOU」連載)
監督:土方政人
脚本:金子ありさ
音楽:菅野祐悟
主題歌:西野カナ/You & Me(ソニー・ミュージックレーベルズ/SMEレコーズ)

製作:フジテレビジョン 東宝 集英社
制作プロダクション:共同テレビジョン
配給:東宝

【OFFICIAL SITE】
映画『高台家の人々』公式サイト

【公開日】
2016年6月4日(土)

映画『高台家の人々』の原作コミックはこちら!

高台家の人々

森本梢子

集英社

『ごくせん』、『デカワンコ』などの大ヒット作で知られる森本梢子が手掛ける新感覚テレパスラブコメディー。2012年より『YOU』(集英社)にて連載スタートし、現在は『月刊YOU』において連載中。全国3000店の書店員が選ぶ「NEXTブレイク漫画RANKING BEST50」で第1位にも輝いた大人気コミック。映画公開直前の5月25日には最新の第5巻が発売された。

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