#あの人に気になるあのこと聞いてみた

岩田剛典と高畑充希が紡ぐ純愛ストーリー

有川浩の傑作胸キュン小説『植物図鑑』が実写映画化!

#あの人に気になるあのこと聞いてみた 岩田剛典と高畑充希が紡ぐ純愛ストーリー
有川浩の傑作胸キュン小説『植物図鑑』が実写映画化!

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」――運命的な出会いで幕を開ける、有川浩原作のミリオンセラー恋愛小説『植物図鑑』が実写映画化! 岩田剛典(EXILE/三代目J Soul Brothers)と高畑充希によって繰り広げられる奇跡の純愛ストーリーは胸キュン必至だ。
今回はヒロイン・さやかを演じる高畑充希に、映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の魅力や撮影時のエピソードなどをインタビュー。意外にも本作が映画初主演となった彼女の心境とは…!?

PROFILE

高畑充希(たかはたみつき)

1991年12月14日、大阪府出身。2005年、山口百恵 トリビュート・ミュージカル『プレイバック part2~屋上の天使』で主役を獲得。2007年『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』で映画デビュー。近作は『東京センチメンタル』『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』など。現在放送中のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』ではヒロインを務めるほか、出演映画『怒り』(9月17日公開)、主演ミュージカル『わたしは真悟』(12月~2017年1月)も控える。

映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の原作本はこちら!

植物図鑑

有川浩

幻冬舎文庫

よかったら俺を拾ってくれませんか──思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能の植物オタクで、風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。物語内に登場する料理のレシピ付き。2013年文庫版刊行。「読者と書店員が選ぶ『みんなの幻冬舎文庫(書店編)』」第1位、「第1回ブクログ大賞」小説部門大賞受賞。

時間に追われていたのに、まったくピリピリしなかった

──『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』は、高畑さんにとって初の映画主演作ですが、最初にオファーを受けた時の心境は?

高畑「ついに来たか!」と。プレッシャーはありましたけど、実は主演ということより、登場人物が少ないことのほうがプレッシャーだったんです。さやか(高畑)と樹(岩田)のシーンがほとんどなので、これは私たち2人にすべてが懸かっていると思ったし、自分が崩れたらこの映画は終わってしまう、って。

──そのプレッシャーを乗り越えられた理由は何でしょうか?

高畑現場の空気がすごく良かったんです。2人のシーンが多かったぶんスタッフさんと親密になれて、とても助けられました。私も岩田さんも忙しくて、お互いのスケジュールの合う日が限られていたので、「今日中にこのシーンを撮り終えなきゃいけない!」ということもよくあったんですけど、普通ならピリピリしてもおかしくない状況なのに、まったくピリピリしなかったんですよ。むしろ、イチャイチャするシーンではスタッフさんがみんなキャーキャー盛り上がっていて(笑)。私たちだけでは恥ずかしくてとてもできたものじゃないシーンもありましたけど、スタッフの皆さんが盛り上げてくださったおかげで何とか乗り切れました。

岩田さんからはマイナスイオンが出ていた

──見ず知らずの男性を拾う、という現実ではありえないようなところから物語はスタートしますが。

高畑ファンタジーな世界だなぁ~と思いました。私だったら絶対拾わない(笑)。岩田さんだからこそ成立している世界ですよね。だから、岩田さんも「拾ってくれませんか」と言うシーンはハードルが高かっただろうし、私は私で「ご飯食べていきなよ」「泊まっていきなよ」「住んじゃえば?」と言う3連発はとても大変でした。普通だったら絶対言わないセリフだし。

──そのシーンをいかに違和感なく演じるか、ということでしょうか。

高畑そうですね。そこで見ている人に違和感を感じさせないことに成功すれば、なんとかファンタジーの世界に連れて来られるんじゃないかと思って演じました。

──高畑さんとさやかでは共通点はありますか?

高畑う~ん…、全然ない(笑)。昔は積極的でしたけど、年齢が上がるにつれてそうでもなくなってきて。私が一番積極的だったのは、幼稚園の時の初恋かな。その時は好きな子に対して「好き!」っていう顔を分かりやすくしていたみたいです。でも、今では好きと思っても「好きじゃないですけど?」みたいな顔をしちゃう(笑)。相手に「好き」を感じてほしいけど、周囲には勘付かれたくないから…。

──お相手の岩田さんとは初共演でしたが、彼と恋愛を演じるうえで意識したことはありますか?

高畑お互いの気が合わなかったら現場がつらすぎると思ったので、岩田さんとは序盤からコミュニケーションをすごく取るようにしていました。私、一度フジテレビの廊下でEXILEさんが踊り終わった後上半身裸で汗だくになっているところの横を通ったことがあって。だから岩田さんにもそういう少しハードなイメージがあったんです。でも、実際に会ってみると私が想像していたよりずっとのんびりした方で。それに、現場では樹に徹してくれていたので、終始ゆる~い空気感で撮影できました。岩田さんからはマイナスイオンが出ているというか、彼によるリラックス効果は大きかったと思います。

──高畑さんは恋愛物のヒロインを演じるのも今作が初めてですよね。

高畑私は今まで割とクセのある役が多くて、“かわいい”を求められることがあまりなかったんですが、カメラマンの板倉(陽子)さんが私の顔の角度や目の光の入り方とかを研究して、女性から見てかわいく見えるさやかを撮ろうとしてくださったので、とても感謝しています。

料理を作ってもらったら、無条件でキュンとします

──料理や食事のシーンが多く、それによってファンタジーな世界観の中にリアリティーを生んでいると感じました。

高畑私、仕事より食べ物を食べることのほうが少し好きなんです(笑)。だから、食事のシーンは大好きで。「食べるシーンは難しい」と言う俳優さんもいらっしゃるんですけど、私は「こんなにお芝居を助けてくれるものはない」と思っています。今回の撮影でも、純粋においしいと思って食べていたし、誰かと向かい合って「おいしいね」って言いながら食べることで気持ちも満たされるのはすごく素敵なことだと思いました。

──樹が作ったお味噌汁をさやかが飲んで、顔がほころぶシーンがとても印象的でした。

高畑私は自分でも料理を作るから、さやかとはまた感覚が違うかもしれないですけど、誰かが家に来た時はお味噌汁を出すようにしています。以前、親友が失恋してボロボロになって私の家に来たことがあったんですけど、その時はポトフを作りました。やっぱり温かいものは心も温まるかな、と思って。ただ、その時親友は心が折れ過ぎてて何も食べられなくて、結局私が全部食べちゃったんですけど(笑)。

──“野草狩り”のシーンはいかがでしたか? 普段は草や土に触れることもなかなかないと思うのですが。

高畑季節じゃない植物もあって、急いで撮影しないとどんどん元気がなくなるものもあったから時間に追われてはいたんですけど、泥だらけになりながら撮影するのは楽しかったですね。

──高畑さんは草花を摘んだり植物を育てた思い出はありますか?

高畑祖母がミニトマトを栽培していて、出来たてを食べさせてもらった思い出はあるんですけど、自分で育てたことはないです。だから、今回の撮影は新鮮な体験でした。

──本作は樹とさやかの同居生活が本筋ですが、高畑さんが同居するならどんな人がいいですか?

高畑穏やかで、ご飯とお酒が好きな人。あと、笑いのツボが同じ人がいいですね。

──では、樹はどうでしょう?

高畑ちょっと無理かも(笑)。かっこいいし完璧だから、私がダメな部分を見せづらい…。それに、ミステリアスすぎるんです、樹って。年齢を聞いてもふんわりごまかされると、心から話し合えてない気がして。「本当はどう思ってるの? 言いたいことがあるなら言って!」って言ってしまいそう(笑)。ただ、料理ができるというのは素敵ですね。男女問わず、料理を作ってもらったら無条件でキュンとします。私が作った料理をおいしそうに食べてくれる人もいい!

樹とさやかが仲良くなるほど、現場のボルテージが上がった

──ところで、電子書籍のサイトなので本についても伺いたいのですが、高畑さんのお好きな本といえば?

高畑高校生の時に読んだ、山田詠美さんの『ぼくは勉強ができない』が好きです。「勉強ができなくてもモテるほうがかっこいいでしょう?」という考え方や、若い時にしかできない突っ走り方が刺激的で。私も「今のうちは好き放題やっておこう!」と思いました。そして、好き放題やった結果、今ここにいます。

──(笑)。では、最後に改めて『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の見どころをお願いします。

高畑とても優しい映画になりました。樹とさやかが仲良くなればなるほど現場の幸せボルテージが上がるという現場だったので、私たちも純粋に仲良くいようと思えましたし、スタッフさんのテンションを上げるためにラブシーンを演じているようなところもあって(笑)。だから、後から見ると恥ずかしいんですけど、現場の楽しい雰囲気が作品にも出ていると思います。みんな楽しすぎてテンションが高過ぎて、メイキングなんてとても世には出せないくらいなんですが(笑)、そんな空気だったからこそできた演技もあるので、楽しんでいただけたらと思います。

取材・文/左藤 豊
撮影/名児耶洋
スタイリスト/大石 裕介(DerGLANZ)
ヘアメイク/市岡愛(ピースモンキー)

衣裳協力
・ワンピース&ソックス/キワンダ (パレ ド キワンダ 03-6805-0625)
・ピアス&リング/オーロラグラン (オーロラグラン 表参道 ショップ 03-6432-9761)
・パンプス/スタイリスト私物

高畑充希さんサイン入り原作本を、
抽選で1名の方へプレゼント!!

応募期間:2016年5月31日~2016年6月22日

応募は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました!

若葉のようにピュアな
恋物語!

『図書館戦争』や『阪急電車』など、多数の著作が次々と映像化される大人気作家・有川浩。そんな有川作品の中でも胸キュン度が高い、ミリオンセラー恋愛小説『植物図鑑』が、初共演となるキャストを迎えて実写映画化!

主人公の樹を演じるのは、EXILEと三代目J Soul Brothersのパフォーマーを兼任する岩田剛典。そして、ヒロインのさやかを演じるのは、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でも注目を集める高畑充希だ。

ともに今年大ブレイクが期待される2人の顔合わせが実現した映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』は、野に咲く草花が彩るピュアなラブストーリー。都会の片隅で出会った男女が道草をしながらお互いへの思いを育んでいく姿は、見る者の胸を熱くさせ、人を好きになる純粋な気持ちや温かさ、信じる勇気を与えてくれるはず!

STORY

突然拾った恋は、期限付きの恋だった…
東京で一人暮らしをしている23歳のさやか(高畑)は、仕事もプライベートもうまくいかない。2月のある寒い夜、アパートの前でお腹を空かせて動けなくなっている、見ず知らずの若い男性・樹(岩田)に遭遇する。「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」と言う樹を、さやかは子犬を拾うように家に上げるが、翌朝さやかが目を覚ますと、キッチンには樹が作った朝食が並べられていた。手作りの料理とは無縁の生活を送っていたさやかは、そのあたたかさに涙を流し、「行くところがないならうちにいなよ」と言い、半年間という期限付きの同居生活が始まる。

さやかにとって樹との生活は驚きと新鮮さに満ちており、「好き」という気持ちがつのったさやかはついに樹に告白。それは樹も同じ気持ちで、さやかは幸せを噛み締める。
だが、同居期限だった半年後に樹は忽然と姿を消してしまう。樹には、隠している秘密があったのだ…。

INFORMATION

映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』

【CAST】
岩田剛典(EXILE/三代目J Soul Brothers) 高畑充希
阿部丈二 今井華 谷澤恵里香・相島一之 酒井敏也 木下隆行 ダンカン・大和田伸也・宮崎美子

【STAFF】
監督:三木康一郎
原作:有川浩『植物図鑑』(幻冬舎文庫)
脚本:渡辺千穂
音楽:羽毛田丈史
主題歌:「やさしさで溢れるように」Flower(Sony Music Associated Records)

製作:松竹 ホリプロ LDH 幻冬舎 木下グループ ポニーキャニオン ローソンHMVエンタテイメント
制作プロダクション:ホリプロ
制作協力:松竹撮影所
配給:松竹

【OFFICIAL SITE】
映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』公式サイト

【公開日】
2016年6月4日(土)

映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の原作本はこちら!

植物図鑑

有川浩

幻冬舎文庫

よかったら俺を拾ってくれませんか──思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能の植物オタクで、風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。物語内に登場する料理のレシピ付き。2013年文庫版刊行。「読者と書店員が選ぶ『みんなの幻冬舎文庫(書店編)』」第1位、「第1回ブクログ大賞」小説部門大賞受賞。

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