小説
ココロ・ドリップ ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
あらすじ
そのカフェには、一風変わった飾り棚がある。 ここに並ぶ“贈り物”は誰のものでもないし、誰のものでもある。なにか気に入った物があれば持ち帰ることができるが、条件がひとつだけ。 “贈り物”を受け取った人間は、それと同じくらい価値のある物を、別の誰かへの“贈り物”として、飾り棚に残さなければならない。 このカフェは待合室なのだ。“贈り物”は人との出会いを待ち、人は“贈り物”との出会いを待つ。そしてときには“贈り物”が人と人とを繋ぐ。 香味豊かな一杯の珈琲のように、あなたに幸せなひとときをお届けする物語。
おすすめコメント
こんな素敵なカフェに行ってみたい。
舞台は東京・自由が丘にある『カフェ六分儀』。カバーイラストからも伝わる、居心地の良さそうな店の雰囲気はそのままに、人と人との繋がりを描く作品です。店の飾り棚にある“贈り物”と、同じくらい価値のある物を残していくという、等価交換が物語のポイントです。中心となる個性的な三人、テンポの良い会話、実際にカウンター席で聞いている感覚になるので、ぜひコーヒーを片手にどうぞ。 続編『ココロ・ドリップ2 ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~』も配信中です。