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「全く見た事のないものと出会う時、人間は人間ではいられない。」
西暦2599年──。火星のテラフォーミングが進行し、その地表は一面の苔とある生物で覆われていた。そして、選ばれし15人の若者達は重要任務の遂行を期待され、有人宇宙船『バグズ2号』に搭乗し、火星へと向かう。かの地で彼らを待つ、想定外の進化を遂げた生物の正体とは…!?

マンガ読みの間で注目され、数あるランキングでも台風の目となっている本作。電子書籍もテラフォーミングが始まりました。「火星を暖めるために、地面を黒く覆い尽くす」とは、言われてみれば単純ですが、目から鱗の発想。その時点でこのマンガの面白さは確約されたようなものです。黒くて、つやつやで、すばしこくて、気を抜くとこちらに向かって飛んでくるあの生物の名前は、ここでは伏せておきます。 (K)