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「あんた、本当は私のこと笑ってるんでしょ」
就活の情報交換をきっかけに集まった、拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。学生団体のリーダー、海外ボランティア、手作りの名刺……自分を生き抜くために必要なことは、何なのか。この世界を組み変える力は、どこから生まれ来るのか。影を宿しながら光に向いて進む、就活大学生の自意識をリアルにあぶりだす、書下ろし長編小説。

第148回直木三十五賞受賞作、配信開始です。『桐島、部活やめるってよ』で鮮烈なデビューを飾った朝井リョウは、通算6作目となる本作で、直木賞作家の仲間入りを果たしました。23歳での受賞は戦後最年少記録、“平成生まれ”の直木賞作家第1号です。今後がますます期待されます。 (K)