小説
ビブリア古書堂の事件手帖 6 ~栞子さんと巡るさだめ~
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
あらすじ
太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。違う『晩年』を捜しているという奇妙な依頼。署名ではないのに、太宰自筆と分かる珍しい書きこみがあるらしい。本を追ううちに、二人は驚くべき事実に辿り着く。四十七年前にあった太宰の稀覯本を巡る盗難事件。それには二人の祖父母が関わっていたのだ。過去と現在、まるで再現されるかのような奇妙な巡り合わせに、薄気味悪さを感じる二人。それは偶然か必然か?深い謎の先にある真実とは?
おすすめコメント
2012年、文庫書き下ろし作品としては初めて本屋大賞にノミネートされ、テレビドラマ化もされた『ビブリア古書堂の事件手帖』。コミカライズも好評を博している人気シリーズの最新作が登場です。1巻で栞子さんを入院させるに至った太宰治『晩年』をめぐる事件、あれがなければこのシリーズはきっと無かったわけですが、6巻目にしてまた新たな展開が。「古書と人との謎をひもとくビブリオミステリ」、お楽しみください。