理想のDIY生活を探すヒントに
ソトコト (2015年6月号) [Lite版]
木楽舎
2015.5.2
この本のあらすじ
[目次(電子版)]
【特集】
みんなとつくるDIY
暮らしをつくる、キッチンと工房のシェアアトリエ。
ものづくりの「村」、ファブリカ村。
栃木県・益子町、高山さん家族の家。
DIYが楽しめる、スペースガイド。
つくるための「道具」カタログ。
あたらしいDIYの現場。
神田沙織さんの、ガーリーなDIY論。
鶴岡裕太さんの、支えるDIY論。
みんなでつくった、“繋がり”の酒。
自給自足の暮らしをつくる。
DIYで、街を自由に形づくる。
【This Month's Special】
第10回ロハスデザイン大賞2015新宿御苑展へ行こう!
African Business News
【連載】
ソーシャルな、お買い物。
生命浮遊 福岡伸一
ソトボラ新聞
田中康夫と浅田 彰の憂国呆談 season 2
おすすめコメント
自分でもDIYしてみたいけど、どんなことができるのか、何から始めたら良いのかわからないといった方に、まず手にとっていただきたいのがソーシャル&エコマガジン『ソトコト』のDIY特集号です。自分なりのスタイルでDIYを楽しんでいる方々のDIY論や、3Dプリンターなどを使った最新DIY事情、手軽にDIYを楽しむことができるスペースの紹介など、それが知りたかったという情報がたくさん掲載されていますので、自分に合った理想のDIY生活を探すヒントになるのではないでしょうか。
手軽にDIYを楽しみたい方へ
fogliaさんのナチュラルリメイク簡単DIY
誠文堂新光社
2015.3.9
この本のあらすじ
100円ショップのグッズやホームセンターなどで販売している雑貨をナチュラルなテイストでDIYリメイク。プチプライスグッズを毎日の暮らしとマッチするアイテムに変身させるワザ。リビングやダイニング、玄関向けのアイテムを始めとし、季節のイベントを彩る小物作りも。大きな工具を使わずにできるものなど、忙しい人でも短時間で作れるアイデアとハウツーが満載。制作だけでなくペインティングのテクニックでの仕上げの違いやオリジナルカラーレシピもあり、簡単に再現できるテクニックも。
おすすめコメント
DIYで何かを1から作るのはやっぱり少し大変なので、DIY生活の入門編として、ちょっとした雑貨や飾りを自分流にDIYリメイクすることから始めると良いかもしれません。本書には安価な材料で雰囲気をガラリと変えることができる素敵なアイデアが詰まっています。ちょっとの工夫で日常がぐっと楽しくなりそうですね。
DIY欲が刺激される良書
toolbox 家を編集するために
CCCメディアハウス
2013.3.22
この本のあらすじ
「東京で一番面白い不動産屋」による、新時代の家づくりのためのアイデアカタログ。憧れはあるけれど、ハードルが高くてなかなか手が出せないリノベーションやリフォーム。でも、いまや家は「自分で編集」をする時代。
「東京で一番面白い不動産屋」こと東京R不動産が、リノベーションやリフォームがもっと楽しくなる暮らしの道具箱を提案。新時代の家づくりのためのアイデアカタログ「toolbox」を使って、思い通りの住まいを手に入れよう。
おすすめコメント
最近では賃貸でも天井や床、壁紙などを好きなように改装して良い物件も増えてきています。せっかくだから何かDIYで変えてみたいなと思った時にオススメなのが本書です。人気サイト「toolbox」では、味のある床用の古材や、可愛い棚受けやタイルなどのDIYの材料や、インパクトドライバーなどのDIY用品、さらに初心者向けの塗装レッスンまで販売しています。眺めているだけで自分の中のDIY欲が刺激されるアイテムばかりです。9/1にはこれらの商品を実際に手にとって選ぶことができるショールームが東京・千駄ヶ谷にオープンしましたので、本を片手にこちらに出かけてみるのも良いかもしれません。
DIYの花形「木工」の入門書
新版 はじめての木工
学研
2011.7.7
この本のあらすじ
棚、椅子、テーブル、収納棚などがはじめてでも簡単に上手にできる、測る、切る、あける、掘る、欠く、接合するなどの基本テクニックを、図解+写真でわかりやすくていねいに解説。道具や素材についても紹介しています。木工入門者におすすめ!
おすすめコメント
木工は材料の手に入りやすさや、DIYでできることの幅広さや奥深さが魅力で、とても人気のある分野です。本書は写真と図解がとても豊富に掲載されているので、まったくの初心者であっても木工に必要な知識を一通り仕入れることができます。日本で唯一のDIY・日曜大工マガジン『ドゥーパ!』が手がけるDIYムックシリーズは本書の他にも『壁塗り実例&実践百科』『わが家の壁・床DIY収納』など様々なテーマのムックが出版されていますので、用途に合わせて専門的・実用的な知識がほしいと言った場合に嬉しいシリーズになっています。
中古マンション×DIY=理想の暮らし!?
イェンセン家のマンションDIY 北欧、手づくりの暮らし
文藝春秋
2011.7.15
この本のあらすじ
この本の筆者が生まれ育ったデンマークでは、街中に古い建物が多く残り、人々はそこに住み続けている。そこでは住人の多くは、古い物件でも住みやすいように、DIY(Do It Yourself) している。日本ではまだ、特別な趣味と思われがちな、DIYだがやってみると実はそれほど難しくないもの。壁のペイントや床の張り替え、収納場所の設置などなど、DIYと住まいにまつわる工夫を多数紹介。図説や写真を多数使っているので見ているだけでも楽しい一冊です。
おすすめコメント
自分好みの理想の住まいを獲得すべく、ほぼリフォームされていない中古のマンション(築30年)を購入した筆者。手縫いのカーテンや木製の食器棚製作のように比較的軽めのものから、壁のペイントや床の張替えなど本格的なものまで、片っ端からDIYで自分流にアレンジ!見事に北欧テイストの素敵な空間を作り上げています。出来上がりの見た目からは想像できませんが、特殊なスキルがないとできないような作業などはほとんどなく、すぐにでも真似ができそうなDIYのアイデアばかりです。本書を読むと、リーズナブルな中古マンションを購入して、自分の好きなようにDIYするという選択肢がぐっと魅力的に感じてきます。自分で手を動かして作った空間なら愛着もひときわ強くなりそうですね。
超上級者向けの究極DIY生活
新白河原人 遊んで暮らす究極DIY生活
講談社
2011.8.4
この本のあらすじ
木を伐った。道を作った。鶏を飼った。野菜を育てた。囲炉裏を作った。カマドを作った。丸太小屋を建てた。サウナ小屋も建てた。横に風呂まで作った。──電気もガスも水道も無い広大な雑木林に入植した一人の漫画家が、男のロマン溢れる居住空間を作り上げるまでの数年間を綴った驚愕の記録!
おすすめコメント
今回紹介したDIY本のなかで、もっともツワモノ向けのものが本書です。長年の都会生活の末、鏡に写る自分の姿が、すっかり生気を失い疲れ果てていることに愕然とした著者。これはマズイと思い立ってエイっと何もない山のなかに移り住みます。そこで木を伐採して土地を拓き、丸太で家を作り、採れた土(とセメント)でかまどを作り、さらにはサウナ小屋と風呂までつくってしまいます。この究極のDIY生活の一部始終が多数のイラストとともに記録された本書。その生活は見てるこっちまで疲れてくるほど苛酷なものでありながら、都会生活時代とは打って変わって、みるみる生気と活力を取り戻し、たくましく変わっていくのはちょっぴり感動的でもあります。掛かった費用がかなり細かく記録されているのも本書の嬉しいポイントですね。例えば井戸を掘るためのボーリング費用はメートル2万円。ちなみに何m掘れば水が出るのかは、実際掘ってみないとわからないそうです…。さすがに気軽に真似ができる生活ではありませんが、いつかはこんな暮らしもしてみたいなと思ってしまいます。
最後に紹介した『新白河原人 遊んで暮らす究極DIY生活』は、土木、建築、農業、畜産の領域にまで踏み込んでいて、人はやろうと思えばDIYでいろいろできるものだなあとしみじみ思いました。さて次週は「みんなが気になる<お金> の話」をお送りします。お金の話は大事ですよね。どうぞお楽しみに!