火ノ丸相撲（相撲）

川田

集英社

少年漫画では珍しく相撲を扱った一作。高校の弱小相撲部に入った小柄な少年・潮火ノ丸が頂点を目指す。熱いストーリー展開や、“鬼車”“上弦之月”といった必殺技などの『週刊少年ジャンプ』らしい要素に燃える。

あさひなぐ（なぎなた）

こざき亜衣

小学館

中学では美術部だったが、「スポーツに縁のなかった人でも活躍できる」という言葉に惹かれて高校で薙刀部に入った少女・東島旭を主人公とした青春スポ根漫画。絵とキャラとストーリーにみずみずしさが溢れている。

ハンツー×トラッシュ（水球）

こばやしひよこ

講談社

『おくさまは女子高生』などのこばやしひよこの水球漫画。水着姿の女子目当てで入部して“水中の格闘技”とも呼ばれる水球を始めた高校生・浜路洋平の活躍をお色気要素も満載で描く。

バガタウェイ（ラクロス）

古日向いろは

マッグガーデン

田舎の離島で育ち高校進学を機に九州本土にやってきてラクロス部に入る元気少女・空木雫が主人公。ラクロスのルールや楽しさもわかりやすく描かれる。個性豊かで暖かい人柄のキャラクターたちも魅力的。

オールラウンダー廻（総合格闘技）

遠藤浩輝

講談社

高校生の高柳廻が修斗（総合格闘技の老舗団体）に挑む物語で、正確には部活ものではないが、必読の名作。日常の暮らしの中で競技と向かい合うアマ選手らの姿が丁寧に描かれる。寝技の複雑な動きのディテールもスゴい。

ボールルームへようこそ Sweep over the Dance hall．（競技ダンス）

竹内友

講談社

平凡な中学生・富士田多々良は、偶然出会った競技ダンスに魅了されて才能を開花させいく。美術大学時代に実際に競技ダンス部に入っていた作者・竹内友が描くダンスシーンは迫力満点。

男の華園（男子新体操）

桑田乃梨子

白泉社

入学した大学で男子新体操部に勧誘されてしまった小説家志望のバリバリの文系男子・麻生縁が主人公の青春コメディ。桑田乃梨子ならではのクセ者キャラたちが繰り広げるキャンパスライフはめちゃくちゃ楽しそう。

とめはねっ！　鈴里高校書道部（書道）

河合克敏

小学館

高校の書道部を舞台とした青春漫画。柔道部漫画『帯をギュッとね！』でも人気を博した河合克敏ならではの生き生きとした楽しさに溢れた部活モノ。書道の面白さと奥深さが、わかりやすく描かれる。

この音とまれ！（箏曲）

アミュー

集英社

和楽器の箏を題材にした青春漫画。先輩たちが卒業して部員１人だけとなって潰れかかっていた時瀬高校の箏曲部に、不良の久遠愛、箏の天才の鳳月さとわたちが入部して部は再始動。全国大会を目指し始める。

少年ノートDays of Evanescence（合唱）

鎌谷悠希

講談社

音に対して常人離れした感受性を持つ少年・蒼井由多香は、中学校に入学すると合唱部に入部する。由多香のボーイソプラノの美しい歌声を得た合唱部はコンクール金賞を目指す。美しい絵で描かれる音の表現が見事。

ハックス！（アニメ）

今井哲也

講談社

アニメーション研究部で自主制作アニメを作る高校１年女子・亜佐実みよしが主人公。アニメ作りを通じて、モノを作るワクワクとした楽しさや、好きなものと向き合うことの大事さが描かれる。

ナナマル　サンバツ（クイズ）

杉基イクラ

KADOKAWA / 角川書店

なんの夢も目標もないまま高校に入学した１年生男子の越山識は、クイズ研究会に入部することに。クイズを題材にした異色の熱血部活漫画。劇中で語られる様々なクイズのテクニックも興味深い。

宙のまにまに（天文）

柏原麻実

講談社

かつて住んでいた町に戻ってきて高校に入学した大八木朔は子供のころに自分を振り回していた明野美星に再会し、強引に創設まもない天文部に引き込まれる。ラブコメ要素もある明るい作品で、読むだけで元気になれる。

けいおん！（軽音楽）

かきふらい

芳文社

アニメ版も特大ヒットを飛ばした、ゆるふわ部活４コマ漫画。まったくの初心者の唯は高校の軽音部に入って、仲間たちとバンドを組み、のんびりと活動していく。唯たちの卒業後の「大学編」も描かれている。